(俺たちがまだここに捕まってるってことは、逆に言えばそうする必要があるってことだもんな。なら、オレがなんとか今からやってきたやつらを気絶させてやる。そうしたら君は、その隙にこの部屋から抜け出すんだ。いいな?)
(えっ、ウィンダスさんはどうするんですか?)
(オレはどの道親父たちを置いてけないし、ここでそのまま待つよ。それにもし君の脱出がバレたところでこちとら公爵家の御曹司、やり過ごしようはいくらでもある。国の秘密もいくつか握ってるし、そうひどいことにはならんだろうぜ。その内に君が助けを呼んできてくれりゃ、なにも問題無しだ)
(そう、ですね)
迷いはあるが、考えている時間はない。すでに兵士たちの気配は扉の外。ルゼは決心する。
(わかりました、お願いします。ですが、どうやって彼らを?)
(へっへっへ。まあ、君は寝てるふりでも休んでな。人を騙すのは得意でね)
ウィンダスはそうのたまうと、部屋の中央に進み出て地面にどさりと倒れ込んだ。ほどなく監禁部屋の扉がカチリと開く。
「失礼いたします、おふた方。お食事を持って参りました――!?」
(えっ、ウィンダスさんはどうするんですか?)
(オレはどの道親父たちを置いてけないし、ここでそのまま待つよ。それにもし君の脱出がバレたところでこちとら公爵家の御曹司、やり過ごしようはいくらでもある。国の秘密もいくつか握ってるし、そうひどいことにはならんだろうぜ。その内に君が助けを呼んできてくれりゃ、なにも問題無しだ)
(そう、ですね)
迷いはあるが、考えている時間はない。すでに兵士たちの気配は扉の外。ルゼは決心する。
(わかりました、お願いします。ですが、どうやって彼らを?)
(へっへっへ。まあ、君は寝てるふりでも休んでな。人を騙すのは得意でね)
ウィンダスはそうのたまうと、部屋の中央に進み出て地面にどさりと倒れ込んだ。ほどなく監禁部屋の扉がカチリと開く。
「失礼いたします、おふた方。お食事を持って参りました――!?」



