いつも決まった時間に鍵を開け、食事を置いていく兵士たちをどうにかできれば、ひとまず部屋の外に出ることはできる。
だが、そこからが難しい。ふたつの問題――ここがどこかわからないことと、ガースルたちと別の部屋に閉じ込められていること。それらをどうにかしなければ。
「抜け出したところで、すぐに誰かを呼ばれちゃ意味がないしなぁ。しっかし、地下にこんなでかい建造物を作るなんて半端じゃないぜ。下に下ろされて運ばれた距離から考えても、間違いなく個人で手掛けたものじゃないんだよな。いったいどこなんだよ、ここは」
ウィンダスが壁の一か所をがつんとどつく。すると、微かに向こうからも同じような反応があった。
隣の部屋に捕らえられたガースルたちも相変わらず元気のようだ。さすがに声までは届かないようだが。
「父上だったら、自分たちのことはいいからお前たちだけでも外に出ろって言うだろうけど。オレとしてはそういうわけにもな。悪いね」
「いいえ」
その苦笑は、彼ひとりなら脱出の手立てがありそうなことを窺わせた。となると、誰かが逃げ出せば他の家族に危害を加えると脅されているのかもしれない。
そういうことを考えて、もしどちらかが脱出したとしても片側を人質に残せるように、クラフトは部屋を分けたのか。
だが、そこからが難しい。ふたつの問題――ここがどこかわからないことと、ガースルたちと別の部屋に閉じ込められていること。それらをどうにかしなければ。
「抜け出したところで、すぐに誰かを呼ばれちゃ意味がないしなぁ。しっかし、地下にこんなでかい建造物を作るなんて半端じゃないぜ。下に下ろされて運ばれた距離から考えても、間違いなく個人で手掛けたものじゃないんだよな。いったいどこなんだよ、ここは」
ウィンダスが壁の一か所をがつんとどつく。すると、微かに向こうからも同じような反応があった。
隣の部屋に捕らえられたガースルたちも相変わらず元気のようだ。さすがに声までは届かないようだが。
「父上だったら、自分たちのことはいいからお前たちだけでも外に出ろって言うだろうけど。オレとしてはそういうわけにもな。悪いね」
「いいえ」
その苦笑は、彼ひとりなら脱出の手立てがありそうなことを窺わせた。となると、誰かが逃げ出せば他の家族に危害を加えると脅されているのかもしれない。
そういうことを考えて、もしどちらかが脱出したとしても片側を人質に残せるように、クラフトは部屋を分けたのか。



