「まー、新しい弟ができるってんならオレは嬉しいけどね。カーライルも帝国に行っちまって帰ってこないしなぁ。これまでジェミーのそばに我慢強くいてくれたやつなんて、メイドのミリィくらいのもんだ。あいつが嫌がったりしてないってことは、きっと満更じゃないんだよ。それに、こんな状況でオレたちを心配して助け来てくれるやつなんて、そうはいない。君はいいやつさ、信じられる。オレは応援してやってもいいと思うな」
「いや、そういうのでは……。でもまぁ、ジェミーといると楽しいですけど。行動の予想がつかなくて面白いし」
「おっ、いいね。君にはじゃじゃ馬を世話する素質アリだな! オレもそろそろ身を固めなきゃならんと思ってたところなんだ。よし、君にその気があるなら、お守役は譲ってやるとしよう!」
「だから、そういうんじゃ――」
「しかし、そのためにもそろそろここから出ないとな」
笑いを潜めたウィンダスの真剣な表情に、素直になれずに照れていたルゼも口を閉ざす。
閉じ込められて以降、彼とは度々脱出の相談をしてきたが、なかなか糸口は掴めてこない。
世話係の兵士にはできる限り従順な様子を装い、警戒を緩めるように努めてきたが、そろそろなりふり構わずなんらかの行動に移すべき時が来たのだろう。
「いや、そういうのでは……。でもまぁ、ジェミーといると楽しいですけど。行動の予想がつかなくて面白いし」
「おっ、いいね。君にはじゃじゃ馬を世話する素質アリだな! オレもそろそろ身を固めなきゃならんと思ってたところなんだ。よし、君にその気があるなら、お守役は譲ってやるとしよう!」
「だから、そういうんじゃ――」
「しかし、そのためにもそろそろここから出ないとな」
笑いを潜めたウィンダスの真剣な表情に、素直になれずに照れていたルゼも口を閉ざす。
閉じ込められて以降、彼とは度々脱出の相談をしてきたが、なかなか糸口は掴めてこない。
世話係の兵士にはできる限り従順な様子を装い、警戒を緩めるように努めてきたが、そろそろなりふり構わずなんらかの行動に移すべき時が来たのだろう。



