~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド

 なんだか照れくさく、ジェミーはあえて尊大に睨みを利かせてみたものの、そろそろ彼女にもそんな脅しは通じない。相次ぐ危機を一緒に乗り越え、ミリィとの間にもすっかり固い絆が芽生えたようで、彼女は平然と胸を叩いて見せた。

「お任せください! 御嬢様になにかあれば、ハーレント家の名折れです。兄の代わりにこのわたしがきっちりお守りしてみせましょう! でもですが、どうやってそのロドリエ商会とやらの場所を探すので~?」

 そこまでの覚悟があるならばなにも言うまい。
 そこでジェミーはよくぞ聞いてくれたとばかりに、大きくふんぞり返る。

「ふっふーん、私を舐めないでもらいたいわね。すでに当たりはつけてあるのよ」
「おぉ~、さすがの明察ぶりです! よっ、御嬢様! 天才、博識、才色兼備、紳士淑女~!」
「最後のは違うんだけど、まぁ、苦しゅうないわ! おーっほっほ!」

 どこにあるのか不明な、謎のアイテム収納場所(ストレージ)から紙吹雪を持ち出してはばら撒くミリィのヨイショにジェミーも満更ではなく、きゃっきゃと楽しそうに盛り上がる息の合ったふたりだったが――。