「けれど、どうしてシェリンさんは御嬢様への恩義を放り捨てて、クラフト殿下に協力したのです~?」
「ふぐぅぅぅ、ごめんなさ~い!」
「ちょっとミリィ、言い方!」
「すみません」
そのド直球な批判はシェリンの心を深く抉ったらしく。
その後、わあわあと本気で泣き出してしまった彼女をなんとか慰めて真相を語らせたところ、どうやらそれには例の実家の借金が関わっていたようで……。
「最近になって、急に借金の胴元が変わって、期日を変更するって手紙が来たんです。こんなのおかしいって私はもとの貸主に話を聞きに言ったんですが、彼も自分たちにはどうにもできないって。どうやら、すごく大きな商会が関わっているようで、改善を訴えても聞き入れてはてもらえないだろう言われて」
ここまで聞けば、なんとなく事情は呑み込めてきた。
彼女がぐじぐじと瞼をこするので、ジェミーは優しくそれをハンカチで拭いてやりながら先の言葉を予想する。
「なるほど、そこでクラフト殿下が関わってきたわけね?」
「ふぐぅぅぅ、ごめんなさ~い!」
「ちょっとミリィ、言い方!」
「すみません」
そのド直球な批判はシェリンの心を深く抉ったらしく。
その後、わあわあと本気で泣き出してしまった彼女をなんとか慰めて真相を語らせたところ、どうやらそれには例の実家の借金が関わっていたようで……。
「最近になって、急に借金の胴元が変わって、期日を変更するって手紙が来たんです。こんなのおかしいって私はもとの貸主に話を聞きに言ったんですが、彼も自分たちにはどうにもできないって。どうやら、すごく大きな商会が関わっているようで、改善を訴えても聞き入れてはてもらえないだろう言われて」
ここまで聞けば、なんとなく事情は呑み込めてきた。
彼女がぐじぐじと瞼をこするので、ジェミーは優しくそれをハンカチで拭いてやりながら先の言葉を予想する。
「なるほど、そこでクラフト殿下が関わってきたわけね?」



