「じゃあどうして、最近仕事を度々休んでいたの!? 実は私、パネマからあなたの勤務記録を借りてきたのよ。このお休みの日になにがあったか、知り合いの貴族たちに聞いて照らし合わせてみてもいいんだけど」
「そ、それは!」
ジト目のジェミーはミリィがどこからともなく取り出した紙束を受け取ると、手元でぱさぱさと弄ぶ。
おそらくシェリンがクラフトとなにかをしていたのは間違いない。王位継承争いで注目度の高いクラフトの動向をこれと照らし合わせれば、自ずとふたりがなにをしていたのか、判明するはず。
「お願いよシェリン。できることなら人づてに聞くんじゃなくて、あなたの口から聞きたいの。さあ、話して!」
ジェミーは記録を放りだすと、シェリンの肩を両手で掴み、真剣な目で見つめ続けた。
そこで、そのジェミーによく似た瑠璃色の瞳は徐々に潤み始め……かわいそうなことに、彼女は両手で顔を塞いでしまった。
「申し訳ありません、ジェミー様。私、あなたを裏切ってしまったのです」
「……クラフト殿下に、なにを頼まれたの?」
「それが――」
そうして――シェリンは嗚咽交じりの声で、自分が夏休みの間クラフトと行ってきたことを白状し始める。
「そ、それは!」
ジト目のジェミーはミリィがどこからともなく取り出した紙束を受け取ると、手元でぱさぱさと弄ぶ。
おそらくシェリンがクラフトとなにかをしていたのは間違いない。王位継承争いで注目度の高いクラフトの動向をこれと照らし合わせれば、自ずとふたりがなにをしていたのか、判明するはず。
「お願いよシェリン。できることなら人づてに聞くんじゃなくて、あなたの口から聞きたいの。さあ、話して!」
ジェミーは記録を放りだすと、シェリンの肩を両手で掴み、真剣な目で見つめ続けた。
そこで、そのジェミーによく似た瑠璃色の瞳は徐々に潤み始め……かわいそうなことに、彼女は両手で顔を塞いでしまった。
「申し訳ありません、ジェミー様。私、あなたを裏切ってしまったのです」
「……クラフト殿下に、なにを頼まれたの?」
「それが――」
そうして――シェリンは嗚咽交じりの声で、自分が夏休みの間クラフトと行ってきたことを白状し始める。



