すると……えも言われぬ甘みとまろやかさが口の中に広がってゆく。
「ん~っ!」
思わず声が出るほどで、頬に手を添えながらセニアはそれを堪能する。
こんな美味しいお菓子を食べたのは生まれて初めてだ。以前一度だけクラフトに連れて行ってもらったカフェの高級な洋菓子にも全然劣らない。
そして注文した紅茶を口に含むと、微かなオレンジの華やかな香りが鼻に抜ける。相性もばっちりだ。
「ああ、なんということ」
自分の店の従業員が忙しく仕事をしている最中に味わう至福の甘味に妙な背徳感を感じつつ、それからは無我夢中でケーキを口に運んだ。ちょうどいい温度で淹れられた紅茶は、量が少なくなるとすぐにお代わりを淹れられ、気づけばセニアはソファの上でなにもかもを忘れてだらけていた。
「最高……。はっ、こんなことしてる場合じゃないわ! 早くお店に戻らなくちゃ!」
軽い敵情視察のつもりが一時間くらいをそのまま過ごし、やっと我に返ったセニアは会計に急ぐ。
「ん~っ!」
思わず声が出るほどで、頬に手を添えながらセニアはそれを堪能する。
こんな美味しいお菓子を食べたのは生まれて初めてだ。以前一度だけクラフトに連れて行ってもらったカフェの高級な洋菓子にも全然劣らない。
そして注文した紅茶を口に含むと、微かなオレンジの華やかな香りが鼻に抜ける。相性もばっちりだ。
「ああ、なんということ」
自分の店の従業員が忙しく仕事をしている最中に味わう至福の甘味に妙な背徳感を感じつつ、それからは無我夢中でケーキを口に運んだ。ちょうどいい温度で淹れられた紅茶は、量が少なくなるとすぐにお代わりを淹れられ、気づけばセニアはソファの上でなにもかもを忘れてだらけていた。
「最高……。はっ、こんなことしてる場合じゃないわ! 早くお店に戻らなくちゃ!」
軽い敵情視察のつもりが一時間くらいをそのまま過ごし、やっと我に返ったセニアは会計に急ぐ。



