競争相手のオーナーのことも知らないのか、にこやかに対応する店員の笑顔に戸惑いつつも、セニアはおずおずとメニューから品を選んだ。紅茶かコーヒーに、お任せでケーキがついてくるカフェでは定番のセットだ。
いったいどんなものが来るのかドキドキしながら待っていると、それほど時を置かずににトレイにのせられた、美しい白磁のカップ&ソーサーが目の前に現れる。
「こちらが、当店一番自慢のチョコレートケーキとなっております。ではごゆっくり」
「はわあぁぁ!!」
セニアの瞳はきらきらと輝き、ついため息がこぼれ出る。小さな円形のケーキの表面を滑らかでしっとりした茶色のペーストかなにかが完全に覆っていて、ぼんやりと期待に踊るセニアの顔を映しだしている。飾りつけはほとんどないシンプルなものだが、それだけで十分に美しい。
「これ、フォークでちゃんと切れるの?」
初めて目にしたそれを、不安になりながらセニアは優しくつつく。すると以外にもそれはつぷっと柔らかい感触でフォークを受け入れた。ひとかけを小さく切り取り、目を瞑ってえいやと口の中へ。
いったいどんなものが来るのかドキドキしながら待っていると、それほど時を置かずににトレイにのせられた、美しい白磁のカップ&ソーサーが目の前に現れる。
「こちらが、当店一番自慢のチョコレートケーキとなっております。ではごゆっくり」
「はわあぁぁ!!」
セニアの瞳はきらきらと輝き、ついため息がこぼれ出る。小さな円形のケーキの表面を滑らかでしっとりした茶色のペーストかなにかが完全に覆っていて、ぼんやりと期待に踊るセニアの顔を映しだしている。飾りつけはほとんどないシンプルなものだが、それだけで十分に美しい。
「これ、フォークでちゃんと切れるの?」
初めて目にしたそれを、不安になりながらセニアは優しくつつく。すると以外にもそれはつぷっと柔らかい感触でフォークを受け入れた。ひとかけを小さく切り取り、目を瞑ってえいやと口の中へ。



