~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド

「お前の疑いはわからぬでもない。クラフトがエディアン帝の支援を引き出せなくなった今、ペリエライツ家を消しておけば俺の王位継承は盤石。まあ、ひとつまた新たな問題が出てきてはいるが――それは別として、今回のペリエライツ家の事故は俺が謀ったことではない」
(新たな問題ってなによ?)

 訝しむジェミーの前で、デールは理由を告げる。

「考えても見よ。俺は今までジェミー、あくまで貴様に絞り、的にかけていたではないか。一応はこれでも王族ぞ。娘ひとりが死ぬならいざ知らず、大公爵家が潰れれば国にどのような影響が出るかぐらいは弁えておるわ。帝国が復活した今、こちらも国力を下げるわけにはいかん。なのにそこまでするとなれば、よほどの愚か者かあるいは、なりふりかまっていられぬと見える。誰とは言わぬがな、ククク」
(こっちは笑ってる場合じゃないんですけどー? でも、それだと理解はできるかもね)

 余裕を見せる王太子に心の中でつっ込みつつ、ジェミーはもう一度、ペリエライツ家を取り巻く状況を整理した。