「これは……?」
「お前に協力していた、あのルゼとかいう伯爵からのものだ。帝国で起こったことのあらましと、無事ジェミーが俺からの任務を完遂したことが記されている。ペリエライツ家の者が事故で消息を絶ち、お前が家の業務を引き継がねばならなくなったと。それでもしかしたらジェミーからの報告が滞るかもしれないが、許してやってほしいとな」
(ルゼ様ぁぁぁー!)
彼のナイスフォローぶりに感涙しそうになりながら、えっと、それじゃ私怒られ損じゃないの? と王太子の方をちらりと見ると。
案の定、彼はおかしそうに肩を揺らしている。
今度はジェミーが視線の温度を急降下させているのに気づいたか、ようやく彼は笑いをおさめ、ジェミーの功績を褒めたたえた。
「クックッ、この度はなかなかうまく帝国の騒動を収めて見せたようではないか。エディアン帝からも、俺の提案について快い返事が寄越されたぞ。この先彼の国が力をつけ過ぎぬか見張る必要はあるがな」
(くっそー。デール様ったらほんと性悪)
どうやら、皇帝からも直々にデールに連絡があったらしい。彼の思惑通り、クラフトに協力する約束が取り下げられたのは間違いないだろう。
「お前に協力していた、あのルゼとかいう伯爵からのものだ。帝国で起こったことのあらましと、無事ジェミーが俺からの任務を完遂したことが記されている。ペリエライツ家の者が事故で消息を絶ち、お前が家の業務を引き継がねばならなくなったと。それでもしかしたらジェミーからの報告が滞るかもしれないが、許してやってほしいとな」
(ルゼ様ぁぁぁー!)
彼のナイスフォローぶりに感涙しそうになりながら、えっと、それじゃ私怒られ損じゃないの? と王太子の方をちらりと見ると。
案の定、彼はおかしそうに肩を揺らしている。
今度はジェミーが視線の温度を急降下させているのに気づいたか、ようやく彼は笑いをおさめ、ジェミーの功績を褒めたたえた。
「クックッ、この度はなかなかうまく帝国の騒動を収めて見せたようではないか。エディアン帝からも、俺の提案について快い返事が寄越されたぞ。この先彼の国が力をつけ過ぎぬか見張る必要はあるがな」
(くっそー。デール様ったらほんと性悪)
どうやら、皇帝からも直々にデールに連絡があったらしい。彼の思惑通り、クラフトに協力する約束が取り下げられたのは間違いないだろう。



