~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド

 後日ペリエライツ家となんらかの交渉を行うつもりなのか、他に目的があるのかはわからないが、生きている可能性は十分にある。

 いや、絶対に生きている。あの家族たちが簡単に死ぬものか。
 ジェミーはそう決め込むと、ひとつひとつ状況を整理し始めた。

「わかったわ。捜索の手はすでに差し向けたのよね?」
「もちろんでございます。とはいえ、手掛かりになるような情報はいまだ上がっておらず」
「なら、当家からも人手を出そう」

 ルゼもためらいなくそう申し出てくれた。
 旅行でそれなりに絆が深まったのか、気づけば少しずつ、彼の言葉遣いから遠慮が消えつつある。それを意識しつつも、喜んでいる余裕は今のジェミーにはないのだけれど。

「僕が聞いていた話では、おそらく第三王子麾下のランデルシア公爵家は、次期行われる王権移譲の儀についてペリエライツ家の思惑を直接尋ねるつもりだったはずだ」
「そうなの?」