「でも、少なくともルゼ様のこと、私は嫌いじゃありませんよ。不器用ですけど、彼は私を何度も助けてくれましたから。それに彼ってば、第三王子のことをすごく尊敬してるんだって、嬉しそうに言ってましたもの。そんな風に誰かのことを信じられるなら、うん、心配ないです」
自分を棚上げにして、ちょっと偉そうに言ってしまったかなとジェミーは恥ずかしくなったが、ウィリアムは感謝の視線をくれた。
どうせ、まだまだジェミーたちは若いのだ。この先いい方にも悪い方にも変わる余地がある。いちいち誰かやなにかのせいにして、自分の可能性を狭めたくないとジェミーだったらそう思う。
そして、ルゼと出会ったことだって、ジェミーの人生に彩りを添えてくれていると思いたいし、彼にとってもそうであってくれたらいい。
だからジェミーはえっへんと自信の顔で、ウィリアムにルゼのことを請け負ってみせた。
「任せてくださいよ。彼がこっちについててくれる間は、私があちこち振り回して、人付き合いのやり方ってのをいくらでも叩き込んであげますから。そうすれば他の人と出会った時、あの我儘令嬢よりはどんなやつでもいくらかマシだって思えるでしょ」
すると、ウィリアムはほのかな笑みを口髭の下で湛えた。
自分を棚上げにして、ちょっと偉そうに言ってしまったかなとジェミーは恥ずかしくなったが、ウィリアムは感謝の視線をくれた。
どうせ、まだまだジェミーたちは若いのだ。この先いい方にも悪い方にも変わる余地がある。いちいち誰かやなにかのせいにして、自分の可能性を狭めたくないとジェミーだったらそう思う。
そして、ルゼと出会ったことだって、ジェミーの人生に彩りを添えてくれていると思いたいし、彼にとってもそうであってくれたらいい。
だからジェミーはえっへんと自信の顔で、ウィリアムにルゼのことを請け負ってみせた。
「任せてくださいよ。彼がこっちについててくれる間は、私があちこち振り回して、人付き合いのやり方ってのをいくらでも叩き込んであげますから。そうすれば他の人と出会った時、あの我儘令嬢よりはどんなやつでもいくらかマシだって思えるでしょ」
すると、ウィリアムはほのかな笑みを口髭の下で湛えた。



