やや長身ですらりとした、見慣れたメイド姿の女性。
一番後ろに所在なさそうに佇んでいた久しぶりなミリィの姿に、飛びついてやろうとジェミーは一目散に駆け寄った。
こうして無事に帰り着いたということは――そうねぎらいの言葉をかけようとしたジェミーの口はそこで動きを止めた。ミリィの浮かない表情に、任務の失敗を悟ったのだ。
「そ、そっか……。“永の蒼”の奪還は、うまくいかなかったのね。ごめん、そもそも王宮に忍び込むなんて無理難題を任せた私が悪かったのね。で、でも、幸いこっち側の作戦はなんとか成功したから! 皇帝に素直にお伝えして再挑戦の計画を練り直しましょ!」
務めて明るく、ジェミーはミリィを励まそうとしたのだが。
「あっ、それなんですが御嬢様」
彼女はごそごそと、メイド服の内側を探りひとつの袋を取り出す。
一番後ろに所在なさそうに佇んでいた久しぶりなミリィの姿に、飛びついてやろうとジェミーは一目散に駆け寄った。
こうして無事に帰り着いたということは――そうねぎらいの言葉をかけようとしたジェミーの口はそこで動きを止めた。ミリィの浮かない表情に、任務の失敗を悟ったのだ。
「そ、そっか……。“永の蒼”の奪還は、うまくいかなかったのね。ごめん、そもそも王宮に忍び込むなんて無理難題を任せた私が悪かったのね。で、でも、幸いこっち側の作戦はなんとか成功したから! 皇帝に素直にお伝えして再挑戦の計画を練り直しましょ!」
務めて明るく、ジェミーはミリィを励まそうとしたのだが。
「あっ、それなんですが御嬢様」
彼女はごそごそと、メイド服の内側を探りひとつの袋を取り出す。



