ともあれ――こちら側でジェミーがなすべきことはすべて終わったのだ。
かなり大変なミッションをやり遂げることになったものの、おかげさまで皇帝やカーライル、ラバサを始めとした帝国に住む多くの人々とも人脈を繋げたし、将来的に大きくプラスになったはず。そう思わねばジェミーの中で帳尻が合わない。後はミリィの帰還待ちで、新学期には到底間に合わなかったが、早くレビエラ王国に戻り、懐かしい家族たちの顔ぶれを眺めたいところである。
今頃、実家の方には大量のチョコレートが届けられているだろう。それに家族が驚いていなければいいけどと、クスッと吐息を漏らしていると、後ろから足音が近づいてきた。
「よかったじゃないですか。こちらでも人気者になれて」
ルゼだ。その口元はなんとも言えない苦笑に彩られており、からかわれたと感じたジェミーは嚙みつきそうな顔で怒鳴る。
「じょーだんじゃありませんっ! 私はね、ただ命かわいさのためにここまでやって来ただけ! 英雄だの女神の再来だのだなんて祀り上げられるのはごめんなんです!」
かなり大変なミッションをやり遂げることになったものの、おかげさまで皇帝やカーライル、ラバサを始めとした帝国に住む多くの人々とも人脈を繋げたし、将来的に大きくプラスになったはず。そう思わねばジェミーの中で帳尻が合わない。後はミリィの帰還待ちで、新学期には到底間に合わなかったが、早くレビエラ王国に戻り、懐かしい家族たちの顔ぶれを眺めたいところである。
今頃、実家の方には大量のチョコレートが届けられているだろう。それに家族が驚いていなければいいけどと、クスッと吐息を漏らしていると、後ろから足音が近づいてきた。
「よかったじゃないですか。こちらでも人気者になれて」
ルゼだ。その口元はなんとも言えない苦笑に彩られており、からかわれたと感じたジェミーは嚙みつきそうな顔で怒鳴る。
「じょーだんじゃありませんっ! 私はね、ただ命かわいさのためにここまでやって来ただけ! 英雄だの女神の再来だのだなんて祀り上げられるのはごめんなんです!」



