「共和国の皆様も、その正体を知りたいと思いますかな?」
「大使殿もお人が悪い。そのような噂が立てば、人として確かめたいと思うのは当然のこと。ぜひそれをここで披露していただきたい」
(ふふ、おもしろい。すっかり立場が入れ替わったな)
コルクルヌ共和国の高官たちが喉を鳴らしつつ情報の開示を求めるのを、カーライルは興味深そうに眺めていた。
「いいでしょう。ではそのまま席でお待ちください」
そして、それに満足したように帝国大使は、配下にすぐに運ぶよう手配させる。
すると少しして、扉から大勢の給仕が現れ、その手から政府高官たちの目の前に、販売用の綺麗に包装されたチョコレートが置かれていく。
「固い……な? わかったぞ、固形燃料の類だろう!」
「こ、これはいったい、なんだ? なんだというのだっ!? もしや、爆発物なのでは!?」
「まさか、食べ物などとは言いますまいな!」
謀られたのかと激高した政府高官に、帝国大使は落ち着いた態度で答える。
「大使殿もお人が悪い。そのような噂が立てば、人として確かめたいと思うのは当然のこと。ぜひそれをここで披露していただきたい」
(ふふ、おもしろい。すっかり立場が入れ替わったな)
コルクルヌ共和国の高官たちが喉を鳴らしつつ情報の開示を求めるのを、カーライルは興味深そうに眺めていた。
「いいでしょう。ではそのまま席でお待ちください」
そして、それに満足したように帝国大使は、配下にすぐに運ぶよう手配させる。
すると少しして、扉から大勢の給仕が現れ、その手から政府高官たちの目の前に、販売用の綺麗に包装されたチョコレートが置かれていく。
「固い……な? わかったぞ、固形燃料の類だろう!」
「こ、これはいったい、なんだ? なんだというのだっ!? もしや、爆発物なのでは!?」
「まさか、食べ物などとは言いますまいな!」
謀られたのかと激高した政府高官に、帝国大使は落ち着いた態度で答える。



