その言葉に、皇帝は大きく頷いた。
「然り。この華やかで濃厚な甘さ。間違いなかろう。しかも、いくつかの果実を合わせ、クリームのようにして中に入れ込んでおるのじゃな」
「はい、その通りです」
皇帝の視線を受け、ルゼが持参したチョコレートについて紹介してくれる。
「このチョコレートは、我々の力だけではなく、帝国南部に住まうガレーヌ地方の人々の力を大いに借りて作られたもの。ですからぜひ、彼らの働きを示せるよう、あの地方ならではの味を取り入れたいと思いました。幸い、あちらは美味な食材が多い。マンゴーやバナナといった南の果実を砂糖や牛乳などと煮詰めてペースト状にしたのち、それをチョコレートが固まりきらぬうちに中央に注ぎ込んだのです」
(すごぉい。手作りでそんなことをやるなんて、かなり大変だったでしょうに)
ジェミーは完成させることに手一杯で、そんな工夫までもは手が回らなかった。あの水車のことといえ、そこまでルゼが一生懸命取り組んでくれていたことは感動ものだ。
そして、皇帝も大口を開けて愉快そうに笑った。
「然り。この華やかで濃厚な甘さ。間違いなかろう。しかも、いくつかの果実を合わせ、クリームのようにして中に入れ込んでおるのじゃな」
「はい、その通りです」
皇帝の視線を受け、ルゼが持参したチョコレートについて紹介してくれる。
「このチョコレートは、我々の力だけではなく、帝国南部に住まうガレーヌ地方の人々の力を大いに借りて作られたもの。ですからぜひ、彼らの働きを示せるよう、あの地方ならではの味を取り入れたいと思いました。幸い、あちらは美味な食材が多い。マンゴーやバナナといった南の果実を砂糖や牛乳などと煮詰めてペースト状にしたのち、それをチョコレートが固まりきらぬうちに中央に注ぎ込んだのです」
(すごぉい。手作りでそんなことをやるなんて、かなり大変だったでしょうに)
ジェミーは完成させることに手一杯で、そんな工夫までもは手が回らなかった。あの水車のことといえ、そこまでルゼが一生懸命取り組んでくれていたことは感動ものだ。
そして、皇帝も大口を開けて愉快そうに笑った。



