「うむ、うむ、素晴らしい味わいなり! 白チョコレートを使うことで見た目にも爽やかさを表し、そして一度口にすれば、ワインの華やかさが鼻の奥まで広がり、甘みと調和する。余はいたく気に入ったぞ!」
「おお、最高級の賛辞だ!」
「あの美食に通じた陛下を唸らせるとは!」
「もちろん、皆様の分も用意させていただいております! 陛下の品評がお済み次第、お手元に届けられることになりましょう!」
カーライルのそんな声に、ワッと周りは好意的な歓声を示した。ものすごい高評価だ。これは下手なものを後に出せば、周りの大きな落胆を買うことは、間違いない。
(ちょっ、どうなのそれって。もしここでカーライルが勝ったら……)
ジェミーの頭に次々と嫌な想像が浮かび上がる。
もしや、カーライルは父に求婚の申し込みを? でもいとこ同士って結婚できたんだっけ!? そうなると、クラフト殿下やデール王太子はどう動いてくるんだ!?
運命改竄計画の先行きがどんどん不透明になってゆくのをジェミーは肌で感じて焦る。
となるとジェミーとしては、なんとかルゼに勝利してもらって、このまま何事もなく帝国の復興に力を尽くしたいところなのだが――。
「おお、最高級の賛辞だ!」
「あの美食に通じた陛下を唸らせるとは!」
「もちろん、皆様の分も用意させていただいております! 陛下の品評がお済み次第、お手元に届けられることになりましょう!」
カーライルのそんな声に、ワッと周りは好意的な歓声を示した。ものすごい高評価だ。これは下手なものを後に出せば、周りの大きな落胆を買うことは、間違いない。
(ちょっ、どうなのそれって。もしここでカーライルが勝ったら……)
ジェミーの頭に次々と嫌な想像が浮かび上がる。
もしや、カーライルは父に求婚の申し込みを? でもいとこ同士って結婚できたんだっけ!? そうなると、クラフト殿下やデール王太子はどう動いてくるんだ!?
運命改竄計画の先行きがどんどん不透明になってゆくのをジェミーは肌で感じて焦る。
となるとジェミーとしては、なんとかルゼに勝利してもらって、このまま何事もなく帝国の復興に力を尽くしたいところなのだが――。



