よもやこんなところで愛の告白――!?
いつもは冷ややかなのに、今回ばかりは深い情熱を奥に宿した緑色の瞳で見つめられ、ジェミーの顔がピンクに染まる。
そして言葉を失くした彼女の瞳は、自然と隣で佇むルゼの方へ。
彼は自信なさそうに目を逸らしていたが、やがてひとつ咳払いすると、耳まで赤くしながらも、まっすぐな瞳でジェミーを見つめた。
「ぼ、僕にはまだ、そこまでの想いはないかもしれない。けれど、それでもここ最近のあなたを見ていて、親愛に似た気持ちを抱き始めたのも確かなんだ。王国で今、非常に危険な立ち位置にいるジェミー嬢をそばで支えられるのは僕だけだ! 彼女の隣は渡さない!」
(嘘でしょ~! じょ、冗談って言ってよぉ)
これは彼なりの、カーライルを巻き込んでこれ以上事態をややこしくしないための方便だと思いたいのだが、それにしてはルゼの瞳も迫真過ぎる。
「ハッ。君のような若造に、ジェミーを守りきれるもんか!」
「年なんて関係ない。それに同じ学園に通う僕の方が今の彼女を分かってる。長い間仕事にかまけていたあんたよりも」
いつもは冷ややかなのに、今回ばかりは深い情熱を奥に宿した緑色の瞳で見つめられ、ジェミーの顔がピンクに染まる。
そして言葉を失くした彼女の瞳は、自然と隣で佇むルゼの方へ。
彼は自信なさそうに目を逸らしていたが、やがてひとつ咳払いすると、耳まで赤くしながらも、まっすぐな瞳でジェミーを見つめた。
「ぼ、僕にはまだ、そこまでの想いはないかもしれない。けれど、それでもここ最近のあなたを見ていて、親愛に似た気持ちを抱き始めたのも確かなんだ。王国で今、非常に危険な立ち位置にいるジェミー嬢をそばで支えられるのは僕だけだ! 彼女の隣は渡さない!」
(嘘でしょ~! じょ、冗談って言ってよぉ)
これは彼なりの、カーライルを巻き込んでこれ以上事態をややこしくしないための方便だと思いたいのだが、それにしてはルゼの瞳も迫真過ぎる。
「ハッ。君のような若造に、ジェミーを守りきれるもんか!」
「年なんて関係ない。それに同じ学園に通う僕の方が今の彼女を分かってる。長い間仕事にかまけていたあんたよりも」



