「で、では、私も」
「待ってくれ、俺が先だ!」
次から次へと口に運ぶ陛下を見て、たちまち臣下たちもテーブル周りに群がった。給仕たちに注文が殺到し、そして口々に彼らはチョコレートを使った菓子を褒めたたえる。
「ほぉぉ……! 独特のほろ苦さを砂糖の甘さと脂肪のまろやかさが中和している。それでいて、なんという滑らかさ」
「生クリームなどに入れても、味を損なわないのね。口に入れた瞬間から、じんわりと溶け出して。この不思議な食感、んー、虜になってしまいそう!」
「紅茶ともよく合うじゃないか。他の菓子との相性も素晴らしい!」
(でしょうでしょう? これがないせいで、この世界に来てからずっと物足りなかったのよね~)
この時代の人々の娯楽を象徴する優雅なティータイムも、ケーキやクッキー一辺倒だと慣れ切ってしまいがちだ。憩いのひと時に飽いてしまいつつある人々に、このチョコレートの発明は大変革として映るはず。
そしてジェミーは、皇帝に申し出た。
「陛下、お楽しみのところ恐縮ですが、今後の展望を語らせていただいてよろしいでしょうか」
「おお、そうじゃ。いかにこれが素晴らしい食物であっても、どうやって帝国の復興に寄与させるつもりかの? お主の口からぜひ聞きたいぞ」
「待ってくれ、俺が先だ!」
次から次へと口に運ぶ陛下を見て、たちまち臣下たちもテーブル周りに群がった。給仕たちに注文が殺到し、そして口々に彼らはチョコレートを使った菓子を褒めたたえる。
「ほぉぉ……! 独特のほろ苦さを砂糖の甘さと脂肪のまろやかさが中和している。それでいて、なんという滑らかさ」
「生クリームなどに入れても、味を損なわないのね。口に入れた瞬間から、じんわりと溶け出して。この不思議な食感、んー、虜になってしまいそう!」
「紅茶ともよく合うじゃないか。他の菓子との相性も素晴らしい!」
(でしょうでしょう? これがないせいで、この世界に来てからずっと物足りなかったのよね~)
この時代の人々の娯楽を象徴する優雅なティータイムも、ケーキやクッキー一辺倒だと慣れ切ってしまいがちだ。憩いのひと時に飽いてしまいつつある人々に、このチョコレートの発明は大変革として映るはず。
そしてジェミーは、皇帝に申し出た。
「陛下、お楽しみのところ恐縮ですが、今後の展望を語らせていただいてよろしいでしょうか」
「おお、そうじゃ。いかにこれが素晴らしい食物であっても、どうやって帝国の復興に寄与させるつもりかの? お主の口からぜひ聞きたいぞ」



