打ち合わせ通り、ジェミーは足音も立てず進み出た彼からクロッシュを被った盆を受け取り、皇帝の前で恭しくお辞儀すると覆いを外してみせた。そこには、皇帝のために特別に作られたひとつのチョコレートが置かれている。
「どうぞ。お手に取り、味をお確かめくださいませ」
皇帝の指が、ゆっくりとそれを掴み上げる。彼はそれを目の前で確かめるようにかざした。
「ほお、このバターのような見かけ。余の見たものと状態がまったく異なるが……。それにずいぶんと硬さがある、飴のようなものと思ってよいのかの?」
「飴ほどに長持ちするものではありませんし、お早めに口に入れたほうがよろしいかと。必ず驚いていただけることと思います」
「む、そうか」
不思議そうにそれを確かめる皇帝に、ジェミーはまずは試してみるように促す。さっさと食べてもらわねば、せっかく綺麗に固めたのが台無しだ。そうこうしている内に皇帝も溶け始めたのを察したらしく、一息で口に含む。
「これは……」
じっくりまったり難しい顔をして味わう皇帝に、臣下たちの視線も注目している。
「どうぞ。お手に取り、味をお確かめくださいませ」
皇帝の指が、ゆっくりとそれを掴み上げる。彼はそれを目の前で確かめるようにかざした。
「ほお、このバターのような見かけ。余の見たものと状態がまったく異なるが……。それにずいぶんと硬さがある、飴のようなものと思ってよいのかの?」
「飴ほどに長持ちするものではありませんし、お早めに口に入れたほうがよろしいかと。必ず驚いていただけることと思います」
「む、そうか」
不思議そうにそれを確かめる皇帝に、ジェミーはまずは試してみるように促す。さっさと食べてもらわねば、せっかく綺麗に固めたのが台無しだ。そうこうしている内に皇帝も溶け始めたのを察したらしく、一息で口に含む。
「これは……」
じっくりまったり難しい顔をして味わう皇帝に、臣下たちの視線も注目している。



