させじとミリィ扮するクラフトはふたりを大喝した。
「いい加減にしないかっ! 大方外から響いてきた声でも聞き間違えたのだろう? ないことをあることだと言い張り、めでたき日を迎えた私を疑い不快な気分にさせるなど、それが王族に仕える誇りある者たちのすることか? これ以上無礼を繰り返すならば、私にもとるべき態度というものがあるぞ!」
クラフトにも、そばに仕える者を選ぶ権利はあるのだと、その意思を言外に込め近衛たちを見回すと、もう彼らはなにも言えなかった。
「「も、申し訳ありません! 我々の勘違いでありましたっ!」」
「そう、それでいいんだ。ではな」
非礼を詫び、ビシッと再び扉の脇に整列する近衛たちを満足げに見やると、ミリィはクラフトの居室を離れていく。なんとか、偽者の正体は隠しおおせた。
「いい加減にしないかっ! 大方外から響いてきた声でも聞き間違えたのだろう? ないことをあることだと言い張り、めでたき日を迎えた私を疑い不快な気分にさせるなど、それが王族に仕える誇りある者たちのすることか? これ以上無礼を繰り返すならば、私にもとるべき態度というものがあるぞ!」
クラフトにも、そばに仕える者を選ぶ権利はあるのだと、その意思を言外に込め近衛たちを見回すと、もう彼らはなにも言えなかった。
「「も、申し訳ありません! 我々の勘違いでありましたっ!」」
「そう、それでいいんだ。ではな」
非礼を詫び、ビシッと再び扉の脇に整列する近衛たちを満足げに見やると、ミリィはクラフトの居室を離れていく。なんとか、偽者の正体は隠しおおせた。



