車列の後ろでミルク缶のような巨大なガラス瓶をいくつも積み込んだ馬車は、素晴らしい速度で無事首都カレンブルグへと折り返し、到着後の涼しくなった気候の中で、ジェミーはガレーヌ地方での奮闘劇を思い返すと胸を撫で下ろした。
「なんとか、この短期間で戻ってこれたわ。ふたりとも心強かったわ、ありがとう!」
すっかり元気を取り戻したジェミーが笑いかけると、ルゼは照れたようにそっぽを向く。
「僕たちの力だけじゃありませんし。それに、まだまだここからが勝負どころなんでしょう? 面倒そうな工程も残っているようですし」
難しい表情で考え込んだ彼に、一方でカーライルは涼しげな表情を見せる。
「温度調整とやらだったか。まあ、ジェミーのことだしボクは心配していないけどね。溶かしたり温めたりを繰り返すだけならなんとかなるだろう。そういえば、そんなことでどうして食べ物の味が変わったりするのかな?」
「うーんとね」
カーライルにそう問われ、ジェミーはどう答えたものか考えあぐねる。原子や分子の存在を知らないこの人たちに、物質の組成について説明するのは難しいが、できる範囲で努力してみよう。
「なんとか、この短期間で戻ってこれたわ。ふたりとも心強かったわ、ありがとう!」
すっかり元気を取り戻したジェミーが笑いかけると、ルゼは照れたようにそっぽを向く。
「僕たちの力だけじゃありませんし。それに、まだまだここからが勝負どころなんでしょう? 面倒そうな工程も残っているようですし」
難しい表情で考え込んだ彼に、一方でカーライルは涼しげな表情を見せる。
「温度調整とやらだったか。まあ、ジェミーのことだしボクは心配していないけどね。溶かしたり温めたりを繰り返すだけならなんとかなるだろう。そういえば、そんなことでどうして食べ物の味が変わったりするのかな?」
「うーんとね」
カーライルにそう問われ、ジェミーはどう答えたものか考えあぐねる。原子や分子の存在を知らないこの人たちに、物質の組成について説明するのは難しいが、できる範囲で努力してみよう。



