「う~~~、どうせ私なんておめでたいだけのお間抜けちゃんなのよ。それが皇帝陛下に直談判までして、チョコレートで世界を変えようだなんて……。うふふ、今思ったらおかしくなってきちゃった。あひゃ、あひゃひゃ」
「そ、そんなことはないさジェミー、少し休もう! 一晩しっかり眠ればいい考えも思いつくさ」
ケタケタと怪しげな笑いを浮かべ始めたジェミーを――その背後で「そろそろまずいな」「休ませましょう」などとやり取りをしていたふたりが、無理にでもベッドに運ぼうとする。
だが、周りにネガティブオーラを振り撒き半ば闇落ちしかけたジェミーは、血走った目で肩に触れた手を振り解いた。
「ダメよ! せめて、なにかちゃんとした計画を思いつかなきゃ眠ることすらできないわ! うふふ、そうよ。巨大な滑車をふたつ向かい合わせて、その中でワンニャンパレードを開くってのはどうよ。たくさんの動物たちと一緒にその中で走って、回転力で隙間に落としたカカオ豆を砕くの。そしたら、きっと楽しいわ……うふ、うふふふふ」
目玉をぐるぐると動かして混乱するジェミーに、さしものカーライルも彼女の精神が限界に達したと判断し、強引に横抱きにした。
「もうダメだ! さあジェミー、頼むから妄想の世界から帰れなくなる前に休んでくれ! 君が倒れたらお終いなんだから!」
「やだったらやだー! ここで諦めたら、せっかく切り抜けてきた異世界生活が無駄になっちゃうのよ!」
「そ、そんなことはないさジェミー、少し休もう! 一晩しっかり眠ればいい考えも思いつくさ」
ケタケタと怪しげな笑いを浮かべ始めたジェミーを――その背後で「そろそろまずいな」「休ませましょう」などとやり取りをしていたふたりが、無理にでもベッドに運ぼうとする。
だが、周りにネガティブオーラを振り撒き半ば闇落ちしかけたジェミーは、血走った目で肩に触れた手を振り解いた。
「ダメよ! せめて、なにかちゃんとした計画を思いつかなきゃ眠ることすらできないわ! うふふ、そうよ。巨大な滑車をふたつ向かい合わせて、その中でワンニャンパレードを開くってのはどうよ。たくさんの動物たちと一緒にその中で走って、回転力で隙間に落としたカカオ豆を砕くの。そしたら、きっと楽しいわ……うふ、うふふふふ」
目玉をぐるぐると動かして混乱するジェミーに、さしものカーライルも彼女の精神が限界に達したと判断し、強引に横抱きにした。
「もうダメだ! さあジェミー、頼むから妄想の世界から帰れなくなる前に休んでくれ! 君が倒れたらお終いなんだから!」
「やだったらやだー! ここで諦めたら、せっかく切り抜けてきた異世界生活が無駄になっちゃうのよ!」



