~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド


「なるほどね。ならばここで私たちが余計な口を出して止めるのも、野暮というところではないかしら、あなた?」
「だがなぁ。それでもし失敗したら、ジェミーのみならず、ペリエライツ家全体の立場が危ういのだぞ!」

 ジェミーの気持ちを汲んでやるべしとの妻の意見に、娘かわいさでガースルは食って掛かる。だが、すぐに厳しい言葉が上から被せられる。

「言うことが小さい! それでも大公爵家の当主ですか! その時は、私たちが全力でもってあの子たちを守ってやればいいだけです! 若者のしたことの責任も取れなくて、なにが大人ですか!!」

 一瞬コーネリアの顔がトラかライオンかに見えて、ガースルと一緒になってブラウンもひえぇと悲鳴を上げる。こと感情のぶつけ合いにおいては、男は女には敵わないのだと思い知らされる一幕だ。
 こうなってしまえば、もう彼に勝ち目はない。

「あの子もそろそろ一人前です。周りに多くの人もいるのだから、親に頼らず物事を片づけるいい練習になるでしょう。私はあの子に期待しているのよ」
「……わかった。信じて娘の帰りを待つことにしよう。それでいいのだろう」