どうやら、ガースルは今回もジェミーに詳しいことを聞けていなかったようすだ。
ブラウンは部屋から飛び出そうとした彼を押しとどめつつ、そばで口元に扇を添え優雅に微笑むコーネリアに目線で助けを求める。すると、ようやく彼女は動いてくれた。
「もう、少しは落ち着いてちょうだいなあなた。見苦しい」
「なぜだコーネリア! ジェミーのことが大事ではないのか!」
「私は落ち着いてって言ったのよ? あ・な・た」
(ういっ)
ブラウンはコーネリアのその言葉に、部屋中が大雪嵐で満ちるのを幻視する。
「座ってね?」
「はい……」
その威圧にはガースルも抵抗することができず、ブラウンの胸ぐらを掴んだ手を離すと、そのまますごすごと自席へ引き返していった。うーん、公爵夫人の制圧力、恐るべし。季節外れの寒気を感じ、ブラウンは己の首筋をさする。
「しかし、私も呆れてしまったわ。我が娘ながら、そこまで無茶をするなんて、いったい誰に似たのかしら」
ブラウンは部屋から飛び出そうとした彼を押しとどめつつ、そばで口元に扇を添え優雅に微笑むコーネリアに目線で助けを求める。すると、ようやく彼女は動いてくれた。
「もう、少しは落ち着いてちょうだいなあなた。見苦しい」
「なぜだコーネリア! ジェミーのことが大事ではないのか!」
「私は落ち着いてって言ったのよ? あ・な・た」
(ういっ)
ブラウンはコーネリアのその言葉に、部屋中が大雪嵐で満ちるのを幻視する。
「座ってね?」
「はい……」
その威圧にはガースルも抵抗することができず、ブラウンの胸ぐらを掴んだ手を離すと、そのまますごすごと自席へ引き返していった。うーん、公爵夫人の制圧力、恐るべし。季節外れの寒気を感じ、ブラウンは己の首筋をさする。
「しかし、私も呆れてしまったわ。我が娘ながら、そこまで無茶をするなんて、いったい誰に似たのかしら」



