「ずいぶんと頼もしい味方がいるようだけど、すぐに無謀な戦いを挑んだことを後悔することになるだろうさ。まあ、挫折も若い時にする分にはいい経験になるよ。これからの君への貴重なプレゼントとして受け取っておくがいい。ハハハッ」
そんな勝利宣言を残し、カーライルは調理場の扉を開けて戻っていった。
その背中を静かな敵意を表しながら睨むルゼに、ウィリアムが問う。
「お珍しい……。そこまでルゼ様が、他者に執着を持たれるとは」
「かもな。でも、ちょっとずつ僕だって変わりかけてる。部外者扱いされてこのまますごすご国に帰るなんてごめんだ。この戦いに勝利し、全部問題を片づけて……そうしたら、ジェミー嬢と一緒にアルサイド様を見つけてやる。それまではなんとしてでも彼女のそばにくっついていてやるさ」
「そうですか……。ならば、私どもも全力でお支えしましょう」
ウィリアムはやや物思いに耽るような表情をしたものの、それも束の間。すぐに力強く頷き返してくれる。
そうなればこんなことをしている場合ではない。
再びルゼたちも調理場に戻り、ジェミーの姿を探した。すると――。
「なにしてたのよー、自分だけ楽しちゃって。がるるるるる……」
そんな勝利宣言を残し、カーライルは調理場の扉を開けて戻っていった。
その背中を静かな敵意を表しながら睨むルゼに、ウィリアムが問う。
「お珍しい……。そこまでルゼ様が、他者に執着を持たれるとは」
「かもな。でも、ちょっとずつ僕だって変わりかけてる。部外者扱いされてこのまますごすご国に帰るなんてごめんだ。この戦いに勝利し、全部問題を片づけて……そうしたら、ジェミー嬢と一緒にアルサイド様を見つけてやる。それまではなんとしてでも彼女のそばにくっついていてやるさ」
「そうですか……。ならば、私どもも全力でお支えしましょう」
ウィリアムはやや物思いに耽るような表情をしたものの、それも束の間。すぐに力強く頷き返してくれる。
そうなればこんなことをしている場合ではない。
再びルゼたちも調理場に戻り、ジェミーの姿を探した。すると――。
「なにしてたのよー、自分だけ楽しちゃって。がるるるるる……」



