そんな過保護で、いまだ愛情と責務の狭間で日々悩み続ける父親にそっとため息を吐くと、ミリィは今回ここに来た目的を切り出した。
「父上。その代わりに、本日はお願いしたいことがあってきたのですけど」
「おぉ!? 言うがいい! 愛娘のためなら、なんでも聞いてやろうぞ! ただし、結婚したいなどというのは、まだもう少し先にしてもらいたいと思うが」
全然的外れなことを言い出す父に苦笑すると、ミリィはしれっと、ジェミーに頼まれた一件の説明を始めた。
「実は、王宮に忍び込みたいので、父上のお力をお借りしたいのです~」
「おお、そうかそうか。ならば今日中に――。んん、いやちょっと待ってくれ。今なんと言った?」
「ですから――」
ガーフィールのにこやかだった顔のパーツたちがどんどん中央に寄せられ、渋い表情を形作る。勢いで押し通せなかったか、残念――と思いながら、ミリィはもう一度、今度は詳しく説明をしてやった。
ジェミーやペリエライツ家の面々が危機に晒されており、しかも、それが王太子と第二王子の王位継承権争いに巻き込まれたものであること。そして第二王子の計画を打ち破り、身の安全を保障してもらうためのジェミーの計画を、ミリィが手伝うことになったこと、など。
「父上。その代わりに、本日はお願いしたいことがあってきたのですけど」
「おぉ!? 言うがいい! 愛娘のためなら、なんでも聞いてやろうぞ! ただし、結婚したいなどというのは、まだもう少し先にしてもらいたいと思うが」
全然的外れなことを言い出す父に苦笑すると、ミリィはしれっと、ジェミーに頼まれた一件の説明を始めた。
「実は、王宮に忍び込みたいので、父上のお力をお借りしたいのです~」
「おお、そうかそうか。ならば今日中に――。んん、いやちょっと待ってくれ。今なんと言った?」
「ですから――」
ガーフィールのにこやかだった顔のパーツたちがどんどん中央に寄せられ、渋い表情を形作る。勢いで押し通せなかったか、残念――と思いながら、ミリィはもう一度、今度は詳しく説明をしてやった。
ジェミーやペリエライツ家の面々が危機に晒されており、しかも、それが王太子と第二王子の王位継承権争いに巻き込まれたものであること。そして第二王子の計画を打ち破り、身の安全を保障してもらうためのジェミーの計画を、ミリィが手伝うことになったこと、など。



