「よかったら食べて見なよ。中の豆は噛まないで周りの果肉だけを吸うんだ」
結構グロい。なんと形容したらいいのか。まるでSFムービーにでも出てきそうな、ねとねとした大粒のホワイトコーンみたいな見た目の果実を一粒をもいでラバサは口に含む。ジェミーもそれを真似て物は試しと同じようにしてみると、独特の甘さが口に広がった。
「あっ、結構おいしー。マンゴーとかライチと似てるのね! ルゼ様もどうです?」
「う、いや、僕は遠慮する」
「ははは。食える部分が少なくて食用には向かないけどさ、でもこいつのおかげで、いい具合にカカオ豆が仕上がるんだよ」
意気地なしなルゼをからかうでもなく、ラバサはそのままジェミーたちを収穫したカカオが保管されている倉庫に連れて行ってくれた。そこでは大勢の人たちが実を割って、中から豆を取り出している。それらは果肉ごと木の葉などに混ぜられ、せっせせっせと木箱に詰められていくようだ。おっかなびっくりこちらを見ている作業員に笑顔を向けながらジェミーは尋ねた。
「箱詰めしてるのはどこかに運ぶから?」
「いんや、ああして豆をよく発酵させる工程が必要なんだ。果肉には糖分が含まれてるからね、日が経つとちょうどいい具合に味がこなれてくる。その後天日でしっかり乾かして、ローストしてしっかり砕いてやれば、あんたらがこないだ飲んでたあれの出来上がりってわけさ」
結構グロい。なんと形容したらいいのか。まるでSFムービーにでも出てきそうな、ねとねとした大粒のホワイトコーンみたいな見た目の果実を一粒をもいでラバサは口に含む。ジェミーもそれを真似て物は試しと同じようにしてみると、独特の甘さが口に広がった。
「あっ、結構おいしー。マンゴーとかライチと似てるのね! ルゼ様もどうです?」
「う、いや、僕は遠慮する」
「ははは。食える部分が少なくて食用には向かないけどさ、でもこいつのおかげで、いい具合にカカオ豆が仕上がるんだよ」
意気地なしなルゼをからかうでもなく、ラバサはそのままジェミーたちを収穫したカカオが保管されている倉庫に連れて行ってくれた。そこでは大勢の人たちが実を割って、中から豆を取り出している。それらは果肉ごと木の葉などに混ぜられ、せっせせっせと木箱に詰められていくようだ。おっかなびっくりこちらを見ている作業員に笑顔を向けながらジェミーは尋ねた。
「箱詰めしてるのはどこかに運ぶから?」
「いんや、ああして豆をよく発酵させる工程が必要なんだ。果肉には糖分が含まれてるからね、日が経つとちょうどいい具合に味がこなれてくる。その後天日でしっかり乾かして、ローストしてしっかり砕いてやれば、あんたらがこないだ飲んでたあれの出来上がりってわけさ」



