あまり店頭で長話を続けるのもよろしくない。ここで解放してやると、シェリンはパッと踵を返し倉庫の中に引っ込んで行ってしまう。
(なんなんでしょうねぇ。クラフト殿下に頼みごと――たとえば学園内での御嬢様の動向を知らせるように頼まれた、とか?)
第二王子クラフトが、見た目通り優しく寛容な青年ではないことは、ジェミーからさんざ聞かされてミリィも把握している。シェリンとの接触も彼が仕組んだ計画の一部、だとしたなら警戒しておくにこしたことはない。
(うーん。気にはなる。けど、今は保留ですかね~)
だが幸か不幸かジェミーは今帝国にいる。
危害の加えようもないし、なにが起きてるのか確かめようもない。とりあえずは後回しにし、今は任された任務に集中すべきだ。
そう結論づけると、ミリィは店内で指示に接客にクレーム対応にと忙しいパネマに挨拶できるタイミングを待った。
そして彼女から話を聞けば、ジェミーズ・ドロア―の経営は至って好調。パネマの裁量で従業員を増やして商品生産体制を充実させ、ジェミーから頼まれていた近隣の店舗との例の交渉も進めているところだという。
(なんなんでしょうねぇ。クラフト殿下に頼みごと――たとえば学園内での御嬢様の動向を知らせるように頼まれた、とか?)
第二王子クラフトが、見た目通り優しく寛容な青年ではないことは、ジェミーからさんざ聞かされてミリィも把握している。シェリンとの接触も彼が仕組んだ計画の一部、だとしたなら警戒しておくにこしたことはない。
(うーん。気にはなる。けど、今は保留ですかね~)
だが幸か不幸かジェミーは今帝国にいる。
危害の加えようもないし、なにが起きてるのか確かめようもない。とりあえずは後回しにし、今は任された任務に集中すべきだ。
そう結論づけると、ミリィは店内で指示に接客にクレーム対応にと忙しいパネマに挨拶できるタイミングを待った。
そして彼女から話を聞けば、ジェミーズ・ドロア―の経営は至って好調。パネマの裁量で従業員を増やして商品生産体制を充実させ、ジェミーから頼まれていた近隣の店舗との例の交渉も進めているところだという。



