「ははーん、なるほど~」
ミリィはにんまり笑顔を浮かべたまま、細目でシェリンをつぶさに観察した。
平静を装えど、こちらから目を背けまいと緊張し過ぎていたり、そわそわと指先がドレスの生地を掴んだり離したりしていて、その行動にはもどかしさが滲み出ている。完全に嘘をついているとは断定できないが、こちらに明かせない事情もある、といったところか。
だが、ここでいたずらにミリィが追及しても彼女は話してくれない気がする。ここにジェミーがいたならば、もう少し踏み込んだやり取りも可能だったかもしれないのに。
「すご~い。王子様と直接お話しできるなんて、お友達に自慢できそうですね~。そうだ、わたしはパネマ店長にお店に不都合が出ていないか聞いておくよう頼まれてたんです。では、もしなにか心配事でもあったならシェリンさんも、いつでも相談してくださいね。御嬢様もあなたのことを気にかけてらっしゃる様子でしたから」
その言葉にシェリンはビクッと肩を揺らし、ひきつった笑顔で大袈裟に同意した。
「わ、わかりました! じゃ、私も仕事に戻りますね。そ、それでは~!」
ミリィはにんまり笑顔を浮かべたまま、細目でシェリンをつぶさに観察した。
平静を装えど、こちらから目を背けまいと緊張し過ぎていたり、そわそわと指先がドレスの生地を掴んだり離したりしていて、その行動にはもどかしさが滲み出ている。完全に嘘をついているとは断定できないが、こちらに明かせない事情もある、といったところか。
だが、ここでいたずらにミリィが追及しても彼女は話してくれない気がする。ここにジェミーがいたならば、もう少し踏み込んだやり取りも可能だったかもしれないのに。
「すご~い。王子様と直接お話しできるなんて、お友達に自慢できそうですね~。そうだ、わたしはパネマ店長にお店に不都合が出ていないか聞いておくよう頼まれてたんです。では、もしなにか心配事でもあったならシェリンさんも、いつでも相談してくださいね。御嬢様もあなたのことを気にかけてらっしゃる様子でしたから」
その言葉にシェリンはビクッと肩を揺らし、ひきつった笑顔で大袈裟に同意した。
「わ、わかりました! じゃ、私も仕事に戻りますね。そ、それでは~!」



