フルーツをまじまじと見てみると、なにかとろりとした黒に近い色合いのものが掛かっている。それは、前世ではジェミーの食生活は酷く馴染みのあったもので。我知らず彼女はその名を口にしていた。
「チョコ、レート?」
その言葉に、屋台に肘をついていた店主のおばさんが耳ざとく反応してくれた。
「おっ、よく知ってんじゃないかお嬢ちゃん。そいつぁチョコレートってんだ。苦いけど、こういう甘い食べ物と合わせりゃとろっとしてて結構くせになるだろ」
「おっ、おばさん! これの固まったやつって売ってる!?」
途端激しい反応を示したジェミーに、おばさんは大きく後ずさる。
「うぇ、なんだっての!? どこにも売ってやしないよそんなもん! それはそうやって昔から食べるもんなんだって! 豆のままなんて苦くて食えたもんじゃないんだから!」
「こ・こ・こ・こ……」
そう否定されたのにジェミーはほっぺたを赤くして体をぶるぶるさせ、まるでお宝を発見したかのように目を輝かせた。
「チョコ、レート?」
その言葉に、屋台に肘をついていた店主のおばさんが耳ざとく反応してくれた。
「おっ、よく知ってんじゃないかお嬢ちゃん。そいつぁチョコレートってんだ。苦いけど、こういう甘い食べ物と合わせりゃとろっとしてて結構くせになるだろ」
「おっ、おばさん! これの固まったやつって売ってる!?」
途端激しい反応を示したジェミーに、おばさんは大きく後ずさる。
「うぇ、なんだっての!? どこにも売ってやしないよそんなもん! それはそうやって昔から食べるもんなんだって! 豆のままなんて苦くて食えたもんじゃないんだから!」
「こ・こ・こ・こ……」
そう否定されたのにジェミーはほっぺたを赤くして体をぶるぶるさせ、まるでお宝を発見したかのように目を輝かせた。



