「あはは……。今いち期待できませんけど、約束しましたからね。それと、成功したらちゃんとご褒美をお願いしますよ~。では兄上、行きましょうか」
「おう。では御嬢様、成功を祈ります!」
「そっちもね!」
力無く笑っているミリィの背中を押し、ブラウンが礼をして扉を閉め――大手を振ってハーレント兄弟を見送ってやったジェミーに、ルゼがぼそっと言った。
「とりあえず、王国から代打でウィリアムたちを呼び寄せましたから、身の回りの世話は彼らに頼みましょう。しかし問題はやはり帝国をどうやって立て直すかだ。これから模索すると言っていたが、なにかいい考えは浮かびましたか?」
「それがねえ……」
ジェミーはソファに腰掛けると、膝の上に立てた両手に顎をのせ、しばし目を瞑る。
「ふう。帝国のいい面は、国土が広い分、すごく多くの資源に恵まれてるところですよね。水資源も食糧もほとんど自国で賄える感じだし。建築資源や鉱物だってずいぶん豊富。なのに、どうして急速にあんなことに?」
ジェミーが、首都の惨状を思い出すと、ルゼはさらっと答えてくれた。
「おう。では御嬢様、成功を祈ります!」
「そっちもね!」
力無く笑っているミリィの背中を押し、ブラウンが礼をして扉を閉め――大手を振ってハーレント兄弟を見送ってやったジェミーに、ルゼがぼそっと言った。
「とりあえず、王国から代打でウィリアムたちを呼び寄せましたから、身の回りの世話は彼らに頼みましょう。しかし問題はやはり帝国をどうやって立て直すかだ。これから模索すると言っていたが、なにかいい考えは浮かびましたか?」
「それがねえ……」
ジェミーはソファに腰掛けると、膝の上に立てた両手に顎をのせ、しばし目を瞑る。
「ふう。帝国のいい面は、国土が広い分、すごく多くの資源に恵まれてるところですよね。水資源も食糧もほとんど自国で賄える感じだし。建築資源や鉱物だってずいぶん豊富。なのに、どうして急速にあんなことに?」
ジェミーが、首都の惨状を思い出すと、ルゼはさらっと答えてくれた。



