ジェミーの疑問に憤慨しつつ皇帝は、部屋自体が純金製のタンクに包まれたような構造になっており、みだりに傷つければ即座に部屋のバランスが崩れて内側から崩壊、酸が吹き出し内部にあるすべてのものがドロドロに融解されてしまうのだとご丁寧に説明してくれた。どう考えたら、そんな危険な部屋に国宝を収めようという結論に至るのか、昔の人の感覚がよくわからない。
「クラフト王子は、そのことをリーザから聞き出し、返還の条件を提示して来おった。すなわち、やつが玉座に就くのを支援することと、それが成った暁にレビエラ王国にとって有利な貿易の条件を結ぶこと。このふたつが完全に成された時、“永の蒼”を返還するとの手紙を寄越したのだ」
そろそろ疲れてきたのか、皇帝はソファにぐったりと腰掛けながら嘆く。
「ゆえに我らは、おとなしくやつを支援し、レビエラ国王の玉座に座るまで待って、余の存命中になんとかあれを返してもらわねばならん! しかも、そうまでしても他国との関係性はもとに戻らず、国は先細るばかりなのだ! うう、国民たちよ、愚かな王を許してくれぃ! ぐうう、胃、胃が!」
「国王様、お薬を!」
「クラフト王子は、そのことをリーザから聞き出し、返還の条件を提示して来おった。すなわち、やつが玉座に就くのを支援することと、それが成った暁にレビエラ王国にとって有利な貿易の条件を結ぶこと。このふたつが完全に成された時、“永の蒼”を返還するとの手紙を寄越したのだ」
そろそろ疲れてきたのか、皇帝はソファにぐったりと腰掛けながら嘆く。
「ゆえに我らは、おとなしくやつを支援し、レビエラ国王の玉座に座るまで待って、余の存命中になんとかあれを返してもらわねばならん! しかも、そうまでしても他国との関係性はもとに戻らず、国は先細るばかりなのだ! うう、国民たちよ、愚かな王を許してくれぃ! ぐうう、胃、胃が!」
「国王様、お薬を!」



