そんなルゼの言葉にバシッとひじ掛けを叩くと、皇帝は一国の王の威厳をもって吠えた。
「では、この謁見は終わりとする! 皆の者は速やかに退出せよ。宰相、後ほど別室に親善大使殿らを案内して参れ!」
「「ははぁっ!!」」
もちろんジェミーはこの事態を想定していない。号令により王子たちや臣下がぞろぞろと退出していく中じろっと見上げると、ルゼは深く礼をしたままの姿勢から、こそこそと呟いた。
(後は頼みましたからね、ジェミー嬢)
(はぁ~!? こんな流れになるなんて、聞いてないんですけど!?!?!?)
「では、この謁見は終わりとする! 皆の者は速やかに退出せよ。宰相、後ほど別室に親善大使殿らを案内して参れ!」
「「ははぁっ!!」」
もちろんジェミーはこの事態を想定していない。号令により王子たちや臣下がぞろぞろと退出していく中じろっと見上げると、ルゼは深く礼をしたままの姿勢から、こそこそと呟いた。
(後は頼みましたからね、ジェミー嬢)
(はぁ~!? こんな流れになるなんて、聞いてないんですけど!?!?!?)



