「右のジェミー嬢に同じく、陛下のご尊顔を拝謁する機会をいただけたこと、まことこの上なき幸せ。同王国に所属せしトーミアス伯爵家が当主、ルゼ・トーミアスにございます。御身の視界に入る無礼をどうかお許しくださいませ」
長台詞を噛まないで言えて心の中でガッツポーズしたジェミーの隣で、つらつらとルゼも口上を述べ終える。
「うむ、苦しゅうない」
皇帝エディアンは弱々しくひと言呟くと、片手を拡げて尋ねた。
「して、貴国の王太子、デール殿からはそなたらが友好の使者として、諸国との関係改善に厚きご尽力をくださると聞いておるが、期待していいのかの?」
((どえぇーっ!?))
この皇帝の言葉に、ジェミーとルゼは一緒になって青くなった。あの王太子め、ジェミーの言葉を余裕綽々の顔で承諾したと思ったら、いたずらに皇帝を期待させる書状を送りつけていやがったらしい。
ここで皇帝や、周りの人たちの理解を得られなかったら、私たちもしかして強制送還!? いや、それくらいならまだいいけれど、最悪この場で処刑されてしまうなんてこともあったりして。そんな不穏な予想を抱くジェミーの前で、立ち上がったのはルゼだった。
長台詞を噛まないで言えて心の中でガッツポーズしたジェミーの隣で、つらつらとルゼも口上を述べ終える。
「うむ、苦しゅうない」
皇帝エディアンは弱々しくひと言呟くと、片手を拡げて尋ねた。
「して、貴国の王太子、デール殿からはそなたらが友好の使者として、諸国との関係改善に厚きご尽力をくださると聞いておるが、期待していいのかの?」
((どえぇーっ!?))
この皇帝の言葉に、ジェミーとルゼは一緒になって青くなった。あの王太子め、ジェミーの言葉を余裕綽々の顔で承諾したと思ったら、いたずらに皇帝を期待させる書状を送りつけていやがったらしい。
ここで皇帝や、周りの人たちの理解を得られなかったら、私たちもしかして強制送還!? いや、それくらいならまだいいけれど、最悪この場で処刑されてしまうなんてこともあったりして。そんな不穏な予想を抱くジェミーの前で、立ち上がったのはルゼだった。



