すると現れたのは、やはりこちらに対して引け目があるのか、赤絨毯の左右に俯きがちで立ち並ぶ帝国の臣下たち。そちらに目礼しながら、ジェミーたちは並んで空の玉座の前に跪く。
そして、しばらくすると、高らかにラッパの音が鳴り響いた――。
「カレンベール帝国二十一代目皇帝、エディアン・ド・ラ・カレンベール様のお成~り~」
玉座の奥から現れてきたのは、かなり老け込んだ白髪の多い男性である。彼は臣下に腕を支えられながらふらふらと玉座までたどり着くと、力なく腰を下ろしてジェミーたちを見下ろした。しゃがれた声が耳をくすぐる。
「よくぞ参られた。余がこの国の現皇帝、エディアン・ド・ラ・カレンベールだ。レビエラ王国からの使者を歓迎しよう」
隣に侍る宰相らしき人物に促され、ジェミーたちは順々に挨拶する。
「この度は、長き戦乱の世を潜り抜け、この地に一大帝国を作り上げた初代カレンベール帝、そしてその広大な国土をより発展させ、民草を導いておられる現皇帝エディアン陛下に畏敬の念を表させていただきます。当方、レビエラ王国の公爵家末席に連なるジェミー・ペリエライツと申しまして、お見知りいただければ光栄の極みに存じますわ」
そして、しばらくすると、高らかにラッパの音が鳴り響いた――。
「カレンベール帝国二十一代目皇帝、エディアン・ド・ラ・カレンベール様のお成~り~」
玉座の奥から現れてきたのは、かなり老け込んだ白髪の多い男性である。彼は臣下に腕を支えられながらふらふらと玉座までたどり着くと、力なく腰を下ろしてジェミーたちを見下ろした。しゃがれた声が耳をくすぐる。
「よくぞ参られた。余がこの国の現皇帝、エディアン・ド・ラ・カレンベールだ。レビエラ王国からの使者を歓迎しよう」
隣に侍る宰相らしき人物に促され、ジェミーたちは順々に挨拶する。
「この度は、長き戦乱の世を潜り抜け、この地に一大帝国を作り上げた初代カレンベール帝、そしてその広大な国土をより発展させ、民草を導いておられる現皇帝エディアン陛下に畏敬の念を表させていただきます。当方、レビエラ王国の公爵家末席に連なるジェミー・ペリエライツと申しまして、お見知りいただければ光栄の極みに存じますわ」



