隣を歩くルゼもやれやれ顔だ。戦争は回避されたとはいえ、国民の中にはまだそういう感情を持っている人たちも残っているのだろう。
幸い、破壊は屋内までには及んでおらず、近年に建て直された様子の真新しい内装が一行を迎えてくれる。ということは、当時ここが暴徒たちにより大きな被害を受けた印でもあるのかも。
「ジェミー、久しぶりじゃないか!」
守衛に来訪を告げながら建物をきょろきょろ見回していると、奥からやってきたひとりの少年が、こちらに笑顔で近づいてくる。
そう、少年。自分でそう認めておいて、ジェミーははて、となった。
「えーと、カ、カーライル?」
「そうだよ。私の顔を見忘れてしまったのかな? あんなに小さかった少女が、立派な淑女になったんだね。お連れ方も含めて歓迎させてもらうよ」
そう手を拡げる少年の背は、どう見てもジェミーより少し高いくらいで、ルゼよりもひと回り低い。これが、ジェミーより年下だったならすんなりと納得がいくのだが。
幸い、破壊は屋内までには及んでおらず、近年に建て直された様子の真新しい内装が一行を迎えてくれる。ということは、当時ここが暴徒たちにより大きな被害を受けた印でもあるのかも。
「ジェミー、久しぶりじゃないか!」
守衛に来訪を告げながら建物をきょろきょろ見回していると、奥からやってきたひとりの少年が、こちらに笑顔で近づいてくる。
そう、少年。自分でそう認めておいて、ジェミーははて、となった。
「えーと、カ、カーライル?」
「そうだよ。私の顔を見忘れてしまったのかな? あんなに小さかった少女が、立派な淑女になったんだね。お連れ方も含めて歓迎させてもらうよ」
そう手を拡げる少年の背は、どう見てもジェミーより少し高いくらいで、ルゼよりもひと回り低い。これが、ジェミーより年下だったならすんなりと納得がいくのだが。



