(こうかしら。それともこう?)
しかしそれ以上どうしていいかわからず、手を振ってみたり両手の指でハートマークを作ってみたりしてみる。
そのかいはあったのか、なかったのか。
「あらっ、王国の使者様が手を振ってらっしゃるわよ。どうも悪い人たちじゃなさそ――。な、なさそうね、多分!」
「そ、そうねー。素敵な美男子と、素敵な――。あー、お、おふたりとも、とても友好的な雰囲気でっ、仲良くしていただけそうだわぁー!」
(なんだかものすごく気を遣われている)
街角で雑談を交わす主婦たちのそんなやり取りが聞こえ、ジェミーの頬をつっと寂しい涙が伝う。その間にも内馬車はカラカラと物悲しい音を立て、彼女たちを首都の片隅へと誘ってゆく。
しかしそれ以上どうしていいかわからず、手を振ってみたり両手の指でハートマークを作ってみたりしてみる。
そのかいはあったのか、なかったのか。
「あらっ、王国の使者様が手を振ってらっしゃるわよ。どうも悪い人たちじゃなさそ――。な、なさそうね、多分!」
「そ、そうねー。素敵な美男子と、素敵な――。あー、お、おふたりとも、とても友好的な雰囲気でっ、仲良くしていただけそうだわぁー!」
(なんだかものすごく気を遣われている)
街角で雑談を交わす主婦たちのそんなやり取りが聞こえ、ジェミーの頬をつっと寂しい涙が伝う。その間にも内馬車はカラカラと物悲しい音を立て、彼女たちを首都の片隅へと誘ってゆく。



