「よいロドム。ふん、貸してみろ」
要請をを拒もうとするロドムを制し、書状を受け取らせるとデールは彼にその内容を読み上げさせた。
ガースルの要求はただひとつ。ペリエライツ家がクラフトとの婚約を結ばないことを条件に、今後当家に対するいっさいの干渉――ようするに、ジェミーへの攻撃を止めてほしい、ということだけだ。
それを聞いたデールの口元は、しかし嫌な形に歪んだ。
「残念だが、これでは足りんな。俺は今の行動をやめるつもりはない」
「そ、そんな!」
これにはついジェミーも情けない声を上げてしまう。あれだけ苦労して、父にクラフトとの婚約を断わってもらったというのに。
てっきり、第二王子との関係がなくなればジェミーは用無しになり、第一王子のターゲットからは外れて自由の身になれると思っていた。その予想が一気に裏切られてしまったのだ。
「理由をお聞きしてもよろしいでしょうか」
要請をを拒もうとするロドムを制し、書状を受け取らせるとデールは彼にその内容を読み上げさせた。
ガースルの要求はただひとつ。ペリエライツ家がクラフトとの婚約を結ばないことを条件に、今後当家に対するいっさいの干渉――ようするに、ジェミーへの攻撃を止めてほしい、ということだけだ。
それを聞いたデールの口元は、しかし嫌な形に歪んだ。
「残念だが、これでは足りんな。俺は今の行動をやめるつもりはない」
「そ、そんな!」
これにはついジェミーも情けない声を上げてしまう。あれだけ苦労して、父にクラフトとの婚約を断わってもらったというのに。
てっきり、第二王子との関係がなくなればジェミーは用無しになり、第一王子のターゲットからは外れて自由の身になれると思っていた。その予想が一気に裏切られてしまったのだ。
「理由をお聞きしてもよろしいでしょうか」



