(こ、これはちょっと、ひとりでは難しいかも)
ジェミーの細腕では、うまく刃を通せず潰してしまうかも。ケーキの刃先がプルプル震える。娘のそんな窮状を見かねたか、母のコーネリアが手を挙げた。
「そこの君、ちょっと手伝ってあげてちょうだい!」
「えっ、僕ですか!?」
にっこり母に微笑まれ、自分の顔を指差したルゼが戸惑いを示すが、「行ってやってくれよ」、とおもしろがったウィンダスに背中を押されて前に出てくる。
「そ、そんな若造に頼まずともこの父が!」
「でしゃばらないの。こういうのは若い人同士でやるのがいいんだから」
父ガースルが立候補するが、隣の妻にぎっと頬をつねられて黙らされ、周囲の注目を浴びたルゼがばつが悪そうに隣に立ってくれた。
(今回だけですからね)
(悪いわね。お遊びだと思って手を貸してちょうだい)
ジェミーの細腕では、うまく刃を通せず潰してしまうかも。ケーキの刃先がプルプル震える。娘のそんな窮状を見かねたか、母のコーネリアが手を挙げた。
「そこの君、ちょっと手伝ってあげてちょうだい!」
「えっ、僕ですか!?」
にっこり母に微笑まれ、自分の顔を指差したルゼが戸惑いを示すが、「行ってやってくれよ」、とおもしろがったウィンダスに背中を押されて前に出てくる。
「そ、そんな若造に頼まずともこの父が!」
「でしゃばらないの。こういうのは若い人同士でやるのがいいんだから」
父ガースルが立候補するが、隣の妻にぎっと頬をつねられて黙らされ、周囲の注目を浴びたルゼがばつが悪そうに隣に立ってくれた。
(今回だけですからね)
(悪いわね。お遊びだと思って手を貸してちょうだい)



