「どこに刺客が隠れているかわかりませんからね。念のためです」
「またそんなこと言っちゃって。パーッと騒ぎたかっただけだったりして?」
「緊張感のないあなたと一緒にしないでもらいたいな」
「あのね。今日は誰のバースデーパーティーだか、ちゃんとわかってます?」
相変わらず愛想のないルゼと顔をつき合わせていると、彼の後ろ側から肩に手が回された。
「悪いなジェミー。遅れちまった」
「お兄様!」
そこへ仕事があったはずの兄ウィンダスも合流してくる。だが、ちょっといまいちなタイミングである。
「んで、君は誰だ? うちの妹とずいぶん親しくしてくれちゃってるみたいだが」
彼ら第三王子陣営と協力体制を築こうとしていることを、まだ兄たちには詳しく話していない。その辺りどう説明するのかと思ったが、意外とルゼは冷静に対応した。
「ルゼ・トーミアスと申します。お初にお目にかかります、ペリエライツ家の次期当主ウィンダス殿。僕は第三王子アルサイド様の命で、ジェミー嬢の身辺を護らせてもらっています」
「またそんなこと言っちゃって。パーッと騒ぎたかっただけだったりして?」
「緊張感のないあなたと一緒にしないでもらいたいな」
「あのね。今日は誰のバースデーパーティーだか、ちゃんとわかってます?」
相変わらず愛想のないルゼと顔をつき合わせていると、彼の後ろ側から肩に手が回された。
「悪いなジェミー。遅れちまった」
「お兄様!」
そこへ仕事があったはずの兄ウィンダスも合流してくる。だが、ちょっといまいちなタイミングである。
「んで、君は誰だ? うちの妹とずいぶん親しくしてくれちゃってるみたいだが」
彼ら第三王子陣営と協力体制を築こうとしていることを、まだ兄たちには詳しく話していない。その辺りどう説明するのかと思ったが、意外とルゼは冷静に対応した。
「ルゼ・トーミアスと申します。お初にお目にかかります、ペリエライツ家の次期当主ウィンダス殿。僕は第三王子アルサイド様の命で、ジェミー嬢の身辺を護らせてもらっています」



