「案ずるな、話を聞くだけだ。やつらが我々の知らぬ情報網をもっていることは明らか。先に抱き込まねば、やつらがクラフト側に着いた時厄介なことになろう。それとも、こちらからむりやりペリエライツ家を潰しに出るか? そんなことをすれば、他からの非難は免れぬ。あくまで大義名分がなければならんのだろう」
「む、う。その通りです」
ロドムが一番よくわかっているはずだ。ペリエライツ家はこの国で一二を争う名家で、多くの貴族を配下に抱えている。それを力づくで取り潰すような蛮行を第一王子が下そうとすれば、他貴族たちも黙ってはいない。場合によってはそれだけで多くの離反者を招き、継承争いから離脱することになるだろう。
「これも、確実に俺が玉座を手にするために必要なこと。ロドムよ、お前は手紙などの事実確認と、関係者の周辺を洗っておけ。それから、引き続き他陣営への働き掛けも怠るな」
「御意にございます。では、失礼」
若者たちに手玉に取られたことが彼のプライドを傷つけたのか、ロドムはいつもより大きな足音を立てて憤然と去っていった。その姿には目もくれず、デールは足を組みかえて黙考する。
「む、う。その通りです」
ロドムが一番よくわかっているはずだ。ペリエライツ家はこの国で一二を争う名家で、多くの貴族を配下に抱えている。それを力づくで取り潰すような蛮行を第一王子が下そうとすれば、他貴族たちも黙ってはいない。場合によってはそれだけで多くの離反者を招き、継承争いから離脱することになるだろう。
「これも、確実に俺が玉座を手にするために必要なこと。ロドムよ、お前は手紙などの事実確認と、関係者の周辺を洗っておけ。それから、引き続き他陣営への働き掛けも怠るな」
「御意にございます。では、失礼」
若者たちに手玉に取られたことが彼のプライドを傷つけたのか、ロドムはいつもより大きな足音を立てて憤然と去っていった。その姿には目もくれず、デールは足を組みかえて黙考する。



