~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド

「申し開き、か。なあロドム、もしやあれがペリエライツ家の者にバレているということはないのだろうな?」
「ぬ? それはあり得ませぬ! そのために十年以上の時をかけて入念に準備したものなのです! 当事者の経歴も不審がられぬように配慮いたしましたし」
「今、予期せぬことが起きたところであろうが。そちらも確認を怠るな」
「……かしこまりました」

 悄然とするロドムを前に、デールは舌打ちする。
 ペリエライツ家に対しては先々を見越し、やつらがクラフトと組んだ際に叩き潰すための手をロドムが打っている。それは決して露見することのないはずだが、もし、ジェミーがなんらかの方法でそれを把握し、事前に危機を回避しようとしたのならば?

「辻褄は合う、か。一度、会ってやる必要があるだろうな」
「デール殿下! そんなことをせずとも、あの娘はいずれ御身の前から排除してご覧に入れまする!」

 言い募るロドムをデールは落ち着かせるように告げた。