「お母様、どうにかなりませんか?」
「無理だわよ。まあ、せいぜいどのくらい時間を抑えられるかが、トーミアス卿の腕の見せ所だわね」
(ひゃああ。この場で父上に事情を説明したのは失敗だったのかも)
そしてこちら側でも、コーネリアが優雅に残りの紅茶を飲み干してティーカップを下げさせ、共に席を離れて青ざめたジェミーにひとつウインクする。
「それじゃ、あなたは私とテラスでのんびり語らいましょうか。最近忙しくしてばっかりだから、たまには母に、楽しい話でも聞かせてちょうだい。学校でとか、彼の屋敷に行ったりとか、こそこそやってたことも含めてね」
(なんでバレてるのーっ!?)
これはジェミーも厳しい追及を避けられなさそう。外へ連れ出される彼女の後ろでは、父ガースルのがなり声が響く。
「解せん、解せんぞっ! なぜ男どもはジェミーの魅力に気づかんっ! あの子ほど家族思いで、可憐で、頭もよくて器量よしの娘はおらんのにーっ!」
「わかりましたから離して! 僕はそろそろ殿下に報告しに戻らないと!」
「無理だわよ。まあ、せいぜいどのくらい時間を抑えられるかが、トーミアス卿の腕の見せ所だわね」
(ひゃああ。この場で父上に事情を説明したのは失敗だったのかも)
そしてこちら側でも、コーネリアが優雅に残りの紅茶を飲み干してティーカップを下げさせ、共に席を離れて青ざめたジェミーにひとつウインクする。
「それじゃ、あなたは私とテラスでのんびり語らいましょうか。最近忙しくしてばっかりだから、たまには母に、楽しい話でも聞かせてちょうだい。学校でとか、彼の屋敷に行ったりとか、こそこそやってたことも含めてね」
(なんでバレてるのーっ!?)
これはジェミーも厳しい追及を避けられなさそう。外へ連れ出される彼女の後ろでは、父ガースルのがなり声が響く。
「解せん、解せんぞっ! なぜ男どもはジェミーの魅力に気づかんっ! あの子ほど家族思いで、可憐で、頭もよくて器量よしの娘はおらんのにーっ!」
「わかりましたから離して! 僕はそろそろ殿下に報告しに戻らないと!」



