ルゼの顔にホッとした表情が浮かび、ジェミーも処刑回避に大きな一歩を踏み出せたのを感じた。これで後は、第一王子を説得すれば、王位継承に関わる争いからは距離をおける。悠々自適に将来を謳歌するというジェミーの夢が叶う日も近い。
「…………ええと。あ、あの。ガースル殿、手を離してはくださいませんか?」
――そこで。
話し合いの終わりを感じた家族たちの目が、なぜかテーブルの上で握り合わされたままの手に、いっせいに注目する。
「しかし、だ。私には納得できないことがある」
「うっ」
父の目がビキャッと光り、仰け反ったルゼがその手を外そうともがくが、がっしり握り込まれていてびくともしない。
「は、はぁ。なんなのでしょう?」
なので、仕方なさそうに彼が口元を引きつらせて尋ねると、ガースルは目を血走らせ、違う方の拳をテーブルにドスンと振り下ろした。
「…………ええと。あ、あの。ガースル殿、手を離してはくださいませんか?」
――そこで。
話し合いの終わりを感じた家族たちの目が、なぜかテーブルの上で握り合わされたままの手に、いっせいに注目する。
「しかし、だ。私には納得できないことがある」
「うっ」
父の目がビキャッと光り、仰け反ったルゼがその手を外そうともがくが、がっしり握り込まれていてびくともしない。
「は、はぁ。なんなのでしょう?」
なので、仕方なさそうに彼が口元を引きつらせて尋ねると、ガースルは目を血走らせ、違う方の拳をテーブルにドスンと振り下ろした。



