「見つからないようにしようとあなたが言ったんでしょうが! あの場で自分たちがクラフト殿下に敵意を持っていることがバレるとまずいからって!」
「ご、ごめんなさい! でも乙女心ってそういうもんなんですって!」
うら若き乙女しては、あんな素敵で大好物な場面を見てしまうと、時として感情の制御が効かなくなってしまってもしょうがないのだ。
しばしそのまま説教を甘んじた後、目の前のルゼが腕組みして言う。
「ふう。ですがなにはともあれ、第二王子の不行跡はこの目で見届けました。セニア嬢の来訪も予定になかったことだし、確かに立場あるあの人が、今日この時にこの場所でこんなことをするというのは、普通では言い当てられない。帝国の一件と合わせて、あなたの発言には一定の信憑性があると判断します」
「そ、それじゃ!」
「ええ。第三王子には、僕から申しあげておきますよ。ジェミー嬢のことは信用できると。彼も悪いようには取らないでしょう」
「やったぁ!」
それはすなわち、こんどこそ第三王子の協力を取りつけられたと思っていいのだろう。ジェミーの前に、やっと明るい未来が近付いてきた。
「ご、ごめんなさい! でも乙女心ってそういうもんなんですって!」
うら若き乙女しては、あんな素敵で大好物な場面を見てしまうと、時として感情の制御が効かなくなってしまってもしょうがないのだ。
しばしそのまま説教を甘んじた後、目の前のルゼが腕組みして言う。
「ふう。ですがなにはともあれ、第二王子の不行跡はこの目で見届けました。セニア嬢の来訪も予定になかったことだし、確かに立場あるあの人が、今日この時にこの場所でこんなことをするというのは、普通では言い当てられない。帝国の一件と合わせて、あなたの発言には一定の信憑性があると判断します」
「そ、それじゃ!」
「ええ。第三王子には、僕から申しあげておきますよ。ジェミー嬢のことは信用できると。彼も悪いようには取らないでしょう」
「やったぁ!」
それはすなわち、こんどこそ第三王子の協力を取りつけられたと思っていいのだろう。ジェミーの前に、やっと明るい未来が近付いてきた。



