そして、ウィンダスは、それを最後にジェミーをさっさと囲いの中から連れ出してしまった。
「さすがお兄様、人を転がすのがお上手なこと」
「任せとけ。まだまだ酒の飲めない若造にゃ負けないさ」
伊達に公爵家の嫡男として経験を積んでいないというところか。鮮やかな口舌で向こうを黙らせ、場の雰囲気を和ませて損をせずにあの場を切り抜ける。さすがは名家の次期当主。
その内に優美な調べが流れ始め、ガイドポールとリボンで区切られたホールの中央に人が集まり始める。
さすがにあの流れで共に居続けるのも気まずいのか、クラフトとセニアは少し離れて互いに周りと談笑し始めた。ジェミーからすればちょっとざまあな気分である。
その後衆目の視線を引き連れながら、ウィンダスもジェミーを連れてホールに向かう。
「踊りますの?」
「ああ。どうせだし、ああ言った手前一度は踊っておかないとな。妹とのダンスなんてのも、この先そう機会はないだろうし、今日はせいぜい張り切ってこの後女の子たちが自信を失くしてオレに近づかなくなるよう頑張ってくれ」
「勝手なお兄様ねぇ」
「さすがお兄様、人を転がすのがお上手なこと」
「任せとけ。まだまだ酒の飲めない若造にゃ負けないさ」
伊達に公爵家の嫡男として経験を積んでいないというところか。鮮やかな口舌で向こうを黙らせ、場の雰囲気を和ませて損をせずにあの場を切り抜ける。さすがは名家の次期当主。
その内に優美な調べが流れ始め、ガイドポールとリボンで区切られたホールの中央に人が集まり始める。
さすがにあの流れで共に居続けるのも気まずいのか、クラフトとセニアは少し離れて互いに周りと談笑し始めた。ジェミーからすればちょっとざまあな気分である。
その後衆目の視線を引き連れながら、ウィンダスもジェミーを連れてホールに向かう。
「踊りますの?」
「ああ。どうせだし、ああ言った手前一度は踊っておかないとな。妹とのダンスなんてのも、この先そう機会はないだろうし、今日はせいぜい張り切ってこの後女の子たちが自信を失くしてオレに近づかなくなるよう頑張ってくれ」
「勝手なお兄様ねぇ」



