次いでウィンダスは、食えない笑いを浮かべてセニアに視線を送った。彼女の信憑性のない発言でこちらの名誉が傷つけられと匂わせ、そこであえて糾弾はせず寛容な態度を示す。そうやって自分たちこそが被害者なのだと誘導し、周囲の目を覚まさせたのだ。
そしてそれにジェミーも乗っかってやった。
「もちろんですわ。私、セニア嬢には一目置いておりまして、殿下のおっしゃった通り、同じ学び舎の仲間としてこれからも仲良くしてゆきたいと思っております。もし友人が不快な発言をしたというのなら、私が代わりにお詫びさせていただきますわ。お許しいただけますかしら」
「……もちろんです」
これで十分にジェミーが、格下の令嬢の無作法を寛大に受け入れたという印象操作が成り立ったところだろう。周囲の貴族たちもその態度を拍手で賞賛してくれた。
ジェミーは和解の握手を差し出し、セニアはそれを握る。
おずおずと差し出された手にずいぶんと力が籠っていたのはセニアの悔しさの表れだろう。面と向かってやりこめてやって、大分すっきりした。
「よかったな、ジェミー。ではそろそろ舞踏も始まる頃。我々も軽く体を動かしてくるとしましょう。クラフト殿下、セニア嬢、またいずれ」
そしてそれにジェミーも乗っかってやった。
「もちろんですわ。私、セニア嬢には一目置いておりまして、殿下のおっしゃった通り、同じ学び舎の仲間としてこれからも仲良くしてゆきたいと思っております。もし友人が不快な発言をしたというのなら、私が代わりにお詫びさせていただきますわ。お許しいただけますかしら」
「……もちろんです」
これで十分にジェミーが、格下の令嬢の無作法を寛大に受け入れたという印象操作が成り立ったところだろう。周囲の貴族たちもその態度を拍手で賞賛してくれた。
ジェミーは和解の握手を差し出し、セニアはそれを握る。
おずおずと差し出された手にずいぶんと力が籠っていたのはセニアの悔しさの表れだろう。面と向かってやりこめてやって、大分すっきりした。
「よかったな、ジェミー。ではそろそろ舞踏も始まる頃。我々も軽く体を動かしてくるとしましょう。クラフト殿下、セニア嬢、またいずれ」



