~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド

「ご来店、ありがとうございましたぁ~」

 夕方。最後の客を見送ってがちゃりと鍵を閉めた後。

「や、やっと終わった……」「うう、吐きそうです」

 口々に疲労を訴える従業員たちとその場に座り込み、さすがのジェミーもしばらくものも言えなかった。
 公爵家の娘が開いた店という話題性と、商品の目新しさに店の在庫は綺麗に完売。列の最後尾に並んでいた人たちには売るものがなくなり、やむなく翌日以降の在庫の中から無償でプレゼントをして帰ってもらったくらいだ。

「で、どうかしら。パネマ、売り上げの方は」
「素晴らしいですよ!」

 だが、そんな疲れもこの結果を見れば吹き飛ぼうというもの。

「売れ行きを見込んで少し高めの値段設定にしていましたが、想定の三倍以上です! この調子なら、翌月以降は皆の契約内容の更新も考えていいかも知れませんね!」
「「やったあ!」」