~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド



 それから数時間が立ち――。

「うーん、笑顔がもとに戻らなくなって来たわ」
「この短期間でよくこれだけ集まりました。ジェミー様のお名前を出したことが影響しているようですね」

 ぐにぐにと顔を揉み解しながらテーブルにつっ伏したジェミーに、隣のパネマが笑顔を見せた。その手には束になった経歴書が握られており、それらには会話の内容を鑑みて、これぞと思ったものには真っ赤な【採用】のハンコが押されている。

 顔を合わせた印象から概ね合格者は決まっているが、この中から精査して、追加で雇う人間を決めることになるだろう。

「御嬢様、パネマさん。先ほどの方で最後のようです~」
「本当!? やー、肩が凝っちゃった」
「お疲れ様でございました」

 ジェミーは背筋をぐっと伸ばすと、パネマの隣でぐったりと背もたれに身体を預けた。